Seriesのindexとnameを自在に操る

最終更新日:2021/6/21

Series(シリーズ)にはindexが付与されます。indexはDataFrame(データフレーム)を扱う上でとても重要です。Seriesでよく使う、indexと名前の操作について説明します。

【説明すること】

これまでは、Seriesを自分で作成していましたが、実践ではSeriesが予め与えられる事も多いです。
例えば、データをインポートする場合が、それにあたります。
今後扱う、DataFrameもSeriesを複数組み合わせたものですが、DataFrameを自在に扱う為に、Seriesのindexやname(名前)の知識は欠かせません。

indexに名前をつけたい

Seriesのindexに任意の名前を付けたい場合、pd.Series()のオプションでindex=['A', 'B', 'C'](Listを渡す)と書きます。

indexを取得したい

逆にSeriesが与えれらた時に、そのindexを知りたい場合は se.indexと書きます。この場合、indexの後にカッコ()は不要です。


実践では、取得したindexをListにしたい場合が多いです。この場合、list(se1.index)とすればいいです。

Seriesに名前をつけたい

Series自体に名前をつけることも可能です。このSeriesの名前は、基本的にはDataFrameを作成する際のカラム名(列名)となります。
小さい事ですが、よく使うので重要です。
pd.Series()のオプションにname='XYZ‘を指定します。

Seriesの名前を変えたい

既にあるSeriesの名前を変更したい場合 se.name='新しい名前'とします。
実践では、DataFrameでデータを結合する際、新しいカラム名としてSeriesの名前を変更することがよくあります。

【覚えたこと】
  • indexの取得はlistと書く。list()ではない(カッコは不要)。
  • 取得したindexをListにしたい場合、li = list(se.index)と書く。
  • Seriesの名前は pd.Series(..., name='名前') で指定できる。
  • Seriesの名前を変えたい場合、se.name ='新しい名前' と書く。